2007年 11月 03日
アルザスには、WinstubとかBierstubといったお店がよく目に入ります。
それぞれ「ワインの部屋」、「ビールの部屋」といったような意味のこれらのお店は、たとえるならば民衆酒場のような感じ。
ターブルドットスタイルで、アルザスの郷土料理をワインやビール片手に楽しめるお店なのだとか。
アルザス1日目の夜。
私たちがまず向かったのは、大聖堂の裏手、rue du Chaudron (湯沸し通りという意味。なんて可愛い名前!)にあるWinstub、Le Clou ル・クル。
でも、8時頃にお店に着くと、なんと満席!
予約をしなければ無理のよう…ということで、残念ながら、こちらのお店はまたの機会に訪ねることに。
トップ写真は、夕方頃ここを通ったときに看板を撮った写真。かたつむりが、なんとも素朴な雰囲気。
そのまま少し歩いて、今度は同じくWinstubであるChe Yvonne シェ・イヴォンヌへ。
1階席は満席だったけれど、運良く2階席に通していただくことができました。
私たちが席についた後もどんどんお客様は入ってきて、いつの間にか満席に。タイミングよく入ることができたみたい。
こちらでは、Salade Alsacienne アルザス風サラダという、グリュイエールチーズとソーセージたっぷりのサラダや、Coq au vin de Riesling (鶏のリースリング煮込み)など、アルザスらしいお料理をいただいて。
ワイン煮込みもリースリングで作るあたりが、さすがです。ほんのり甘酸っぱいソースが鶏のどちらかというと淡白な味に良くあって、美味しくいただきました。
ワインはもちろん、アルザスの白ワイン!こちらでは、シルヴァネール種から造ったワインをカラフで。さっぱりとした口当たりで、すいすいと飲めてしまいます。
そしてデザートには、Vendange tardive (遅摘み)のゲヴュルツトラミネール種で造った甘口ワインのグラニテを。
芳香豊かなグラニテは、大人のデザートという感じ。
ほんのり酔い加減のままホテルへ帰って、フランスにいる幸せをかみ締めながら、ふかふかのお布団にくるまれたのでした。
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by corno_petit
| 2007-11-03 23:31
| voyage 旅