2007年 12月 02日
2ème jour*アルザス 郷土料理を満喫する夜
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コルマールで半日ほど過ごした後は、ストラスブールへ戻ってきてから夕食へ。
ホテルのすぐ近くでいいお店がないかなぁと探しているときに見つけたのが、Le Pigeon。小さな路地に面した、こじんまりとしたお店。
クラシカルな店構えにも惹かれて入ってみると、店内もこれまたクラシカルなインテリア。重厚な木の椅子に、赤いテーブルクロスは、ヨーロッパの絵本に出てきそうな雰囲気です。
この日は、思いっきりアルザスの郷土料理を楽しもう!ということで、お料理をチョイス。
お肉のボリュームとシュークルートのさっぱりとした味のバランスがよくて、美味しい!
昔、ある主婦が鍋の中に材料を仕込み、買い物に行く間に近所のパン屋に頼んでかまどの隅に置いておいてもらったら、美味しい煮込み料理が出来上がっていた…という話があるのだそう。
ワインリストを見せていただくと、もちろんアルザスが大充実。自然派ワインを多く取り揃えていたりして、ワインにはこだわりのあるお店だったみたい。
その中から選んだのは、Vieille Vigne(樹齢の高い葡萄のこと)という部分に惹かれた、Daniel Buffのリースリング 2005。
きりりとした酸ときれいな果実味を併せ持つこのワインは、しみじみと体に染み渡るような、透明感のある味わい。温度が上がるとふっくらとした味わいも出てきて、塩味の効いたベックオフやシュークルートとも、相性ばっちり。
普段だったら、こういうがつんとお肉を使ったお料理に白ワインを合わせようとはなかなか思えないのだけれど、やっぱり同郷のお料理とワインは、素敵なマリアージュを見せてくれました。
アルザス縛りのこの日は、デザートもアルザスらしいものを…ということで選んだのは、Café Alsacien アルザス風カフェ。
何がアルザス風なのか?と言うと…グラスの一番下の透明な層は、なんとお酒!アルザスのフルーツを使った蒸留酒の上にコーヒーを入れ、さらに上にはシャンティクリームをたっぷりと。
甘さ控えめのクリームとコーヒー、それに薫り高いリキュールが合わさった、オトナなデザートです。
ワインもたくさん飲んだ上にデザートまでお酒をいただいて、すっかりといい気分になってしまった、アルザス2日目の夜でした。
by corno_petit
| 2007-12-02 22:24
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